賃貸物件の選び方(事前準備編)
賃貸物件選びって何を基準にしていますか?
多くの人が、家賃や広さ、駅からの距離、日当たりなどを重視しているかと思います。
そして住んでみてわかるその他の不便。
嫌なところがあっても費用やら手続きやらでなかなか引っ越ししづらいものです。
これから引っ越しシーズンに向けて、知っていてほしい物件選びの視点をご紹介します。
何度か引っ越しをした経験から得た知識、ご参考になれば幸いです。
対象
- 良識のある人
集合住宅は当然として、戸建てにしても、近所に人が居ないということは殆どないでしょう。
自分のところだけ綺麗にして、周りはどうでもいいと思ってるような人は迷惑なので人のいない山奥にでも行ってほしいもんです。
- 静かに暮らしたい人
家と言うのは、たとえ賃貸だとしても休息の場であり、安らぐことのできる場所である方が良いですね。
これに異を唱える人は少ないと思いますが、そういう方はこの記事は参考にならないかと思います。
不動産屋に行く前に
条件選び
不動産屋に行く前に、まずは条件をある程度固めましょう。
まず一般的な条件として挙げられるのが、
- 家賃
- 間取り、広さ
- 風呂トイレの有無と形態
- 最寄り駅(バス停)の利便性と距離
- 階層
- 建物の構造
- 築年数
- 駐車場の有無
- ペット飼育条件
このようなものでしょうか。
「この地域に住みたい!」と言う方もいるかもしれませんが、よほどのことが無い限りオススメしません。
地域を限定する場合は人気の地域に集中することが多く、どうしても条件が厳しくなりがちです。
ですので、他のすべての条件は妥協できるって人向けかと思います。
物件を探していると、どんどん良い条件の物に目移りをしてしまうので、自分の中で線引きをしましょう。
基本的に都会の場合、物件が多数あるので、家賃を上げてしまえば条件に合う物件を探しやすくなります。
逆に地方の場合、物件の数が少ないので、条件を増やしてしまうと物件が見つからなくなります。
ここは、住んでる地域に合わせて調整してください。
絶対条件(条件A)
さて、条件の絞り方です。
上の条件からさらに絞り込みます。
この中で、最も重視する条件を2~3個選んでください。
そして許容できるギリギリの上限値or下限値を決定しましょう。
家賃であれば、最高で月に7万まで出せる。
広さであれば、最低で20平方メートルあればいい。
などです。
これを条件Aとします。
この条件は基本的に変更しません。
条件に合わない物件は、今回は縁が無かったと思って諦めましょう。
必須条件(条件B-1)
次に、他の条件を洗っていきます。
通勤や通学のために賃貸を利用する方が多いと思います。
会社や学校までの距離が現実的に通えるものでなければいけません。
となると、この条件は必須と考えて良いでしょう。
ここで、必須条件を幅を持たせて決めます。
通勤や通学であれば、以下の点が考慮すべきことかと思います。
- 運賃
- 通勤時間
- 使用時間帯の利便性
- 乗り換え回数
- 使用時間帯の混み具合
考慮事項をリストアップできたら、これらの中で絶対に必要な項目にチェックしましょう。
例えば会社の通勤費の上限だったり、通勤時間は30分以内にしたい、人ごみは気持ち悪くなるから避けたいなどです。
最終的に、許容できる幅を含めて設定しましょう。
通勤時間は10~30分
ラッシュ時は人が多いけど、少し前の時間は空いてる路線ならそれでも可
などです。
これらの条件も、範囲内に収まらなかったら縁が無かったと思って諦めましょう。
追加条件(条件B-2)
出来ればほしいな、と優先度が低めな条件です。
たとえばオートロックだったり、宅配ボックスだったり、インターネット回線だったり。
この辺の条件になると、工夫次第で何とか対処できたり、次の場所に引っ越すときに考え直すなどでも十分です。
あると便利だと分かるけれど、無い場合に不便かどうか予想できないものは、思い切って削りましょう。
私の場合は、通販で買い物することが多いため、宅配ボックスは手数料払ってでも欲しい施設になります。
コンビニでも受け取れるので、コンビニに何度も行くのが苦にならない人はそちらでもいいかもしれませんが・・・。
これらの条件は、サービスを受けるとして、いくら払えるかを個別に考えて優先度準に並べましょう。
条件A、B-1を満たしている条件に対して絞り込みをするために使います。
相場調査
今はネットで物件が調べられます。
設定した条件で物件が見つかるのかを事前に確認します。
目安としては、条件A、条件B-1を満たすものが10件以上出るような条件設定をした方が良いです。
あまり厳しい条件だったり、家賃相場がかけ離れていたりしたら、不動産屋に行っても物件が見つからずに終了となることが多いためです。
ここでお気に入りの物件をピンポイントで探してもいいと思います。
既に埋まっていることはあるかもしれませんが、その場合でも似たような物件を提示してもらうための情報となります。
まとめ
絶対条件、必須条件、追加条件の3段階で条件を作っておこう。
その条件に合う物件が希望地域やその近隣にあるか下調べをしておこう。
準備完了
あまり条件ばかりを設定しても、物件がないことには始まらないので、 これくらいの情報を絞り込んだらいざ、不動産屋へ。
賃貸物件の選び方(不動産屋編)へ続く。